本記事は、関数設計の基本的な判定処理、
比較判定条件について説明を行います。
関数の判定条件内で比較種類を使用する際の記述例と、補足の説明を記載します。
記述例:
「処理」(クライアント)/「項目処理」(サーバー)
「実行」ボタンをクリックすると、以下の処理を行う。
1.「B2」を取得。
2.「A1」が空白の場合、以下の処理を行う。
1.「空白なし」メッセージを表示する。
処理終了。
2.「A1」が空白ではない場合、以下の処理を行う。
1.「空白なし」メッセージを表示する。
処理終了。
3.「A1」が”00″を含む場合、以下の処理を行う。
1.「00 ある」メッセージを表示する。
処理終了。
4.「A1」が”00″を含まない場合、以下の処理を行う。
1.「00 なし」メッセージを表示する。
処理終了。
5.「A1」が”ああ”と先頭一致の場合、以下の処理を行う。
1.「先頭」メッセージを表示する。
処理終了。
6.「A1」が”ああ”と後方一致の場合、以下の処理を行う。
1.「後ろ」メッセージを表示する。
処理終了。
7.「A1」がスペースの場合、以下の処理を行う。
1.「スペース」メッセージを表示する。
処理終了。
8.「A1」が”11″と”22″の間の場合、以下の処理を行う。
1.「11ー22」メッセージを表示する。
処理終了。
9.「A1」が”22″の場合、以下の処理を行う。
1.「22」メッセージを表示する。
処理終了。
10.「A1」が”22″ではない場合、以下の処理を行う。
1.「22 なし」メッセージを表示する。
処理終了。
11.「A1」が<B2>以上の場合、以下の処理を行う。
1.「B2↑」メッセージを表示する。
処理終了。
12.「A1」が<B2>以下の場合、以下の処理を行う。
1.「B2↓」メッセージを表示する。
処理終了。
13.「A1」が”1000″より大きい場合、以下の処理を行う。
1.「1000 より大きい」メッセージを表示する。
処理終了。
14.「A1」が”3″より小さい場合、以下の処理を行う。
1.「3 より小さい」メッセージを表示する。
処理終了。
処理終了。
説明:
文字列の比較
文字列での比較の場合、以下のように設定します。
「A1」が”ああ”と先頭一致の場合、以下の処理を行う。
「先頭」メッセージを表示する。
処理終了。
数字の比較
数字での比較の場合、以下のように設定します。
「B4」が 1000 より大きい場合、以下の処理を行う。
「1000 より大きい」メッセージを表示する。
処理終了。
以上が、文字列や数字の比較についての説明です。
※上記は基本的な考えに基づいての記述方法となります。数字であっても文字列であっても、日本語での設計書記述に
不備が無ければ、コードは正しく生成されますが、生成の後の起動にてエラーとなる可能性もありますのでご注意ください。
比較判定条件の記述一覧は以下になります。
※「A1」は画面項目の例として記述しています。
ワンダーロボ設計書 |
ソース上に生成される結果 |
「A1」が空白の場合 |
A1 == null || A1 == “” |
「A1」が空白ではない場合 |
A1 != null && A1 != “” |
「A1」が”00″を含む場合 |
A1.indexOf(“00”) > -1 |
「A1」が”00″を含まない場合 |
A1.indexOf(“00”) == -1 |
「A1」が”ああ”と先頭一致の場合 |
A1 != null && A1.indexOf(“ああ”) == 0 |
「A1」が”ああ”と後方一致の場合 |
A1.endsWith(“ああ”) |
「A1」がスペースの場合 |
StringUtil.isAllSpace(A1) |
「A1」が”11″と”22″の間の場合 |
A1 >= 11 && A1 <= 22 |
「A1」が”22″の場合 |
A1 == “22” |
「A1」が”22″ではない場合 |
A1 != “22” |
「A1」が<B2>以上の場合 |
A1 >= B2 |
「A1」が<B2>以下の場合 |
A1 <= B2 |
「A1」が”1000″より大きい場合 |
A1 > “1000” |
「A1」が”3″より小さい場合 |
A1 < “3” |