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※ ワンダーロボ設計書および関連する自動開発手法について、すべての著作権はワンダフルフライ株式会社に帰属します。

【ワンダーロボ】画面設計_関数設定(画面設計にて関数設定を行う上での基本知識)

ワンダーロボ設計書の画面設計の関数設定について説明を行います。

本記事では、画面設計にて関数設定を行う上での基本的知識について説明をしております。関数設定の詳細については、多くの設定方法がありますので他の別記事をご参照ください。

 

①実行場所による関数は【クライアント側の関数】【サーバー側の関数】の2種類あります。

 

1.クライアント側の関数:

・主に画面項目の処理に使用します。

・画面初期化時にアップロードします。

・ データベースにアクセスしたり、サーバーパラメータの操作・取得をすることはできません。

・画面項目の処理はサーバー関数処理より高速です。

 

2.サーバー側の関数:

・全ての関数処理を実行できます。

・サーバー関数処理を呼び出すたびにサーバーへアクセスする必要があるため、処理スピードが遅くなります。

 

 

②利用範囲による関数は【共通利用関数】【詳細画面利用関数】の2種類あります。

 

1.共通利用関数:

・全ての画面機能が共通利用関数を呼び出すことができ、各画面が初期化されるとクライアントの共通利用関数が

自動的にロードされます。

・SaaSForce システム>「ツール」>「ユーザー定義関数」で共通利用関数の新規作成、管理ができます。

・共通利用関数と定義は設計書で呼び出せるよう設定できます。

 

・共通利用関数の定義方法:3種類

①「項目処理」/「処理」の後方に(共通利用関数:共通利用関数名、共通利用関数 ID)を付けます。

②「項目処理」/「処理」の後方に(共通利用関数名)を付けます。

③「項目処理」/「処理」の後方に(共通利用関数 ID)を付けます。

 

 

記述例:

①「項目処理」(共通関数:PC データチェック、pcdata_check)

以下の処理を行う。
1.「checkid1」を取得。
1.「checkval1」を取得。
1.<checkid1>が空白でない場合、以下の処理を行う。
2.変数<r01>に<checkval1>を設定する。
処理終了。
処理終了。

 

※②「項目処理」(共通関数:PC データチェック) ③「項目処理」(共通関数:pcdata_check) も①と同様

 

・呼び出す方法:

関数を呼び出す処理についての記事をご参照ください。↓

【ワンダーロボ】関数設計のサーバー側処理~関数を呼び出す処理~

 

2.詳細画面利用関数:

・特定画面用の関数です。指定された画面以外では詳細画面利用関数を呼び出せません。

・SaaSForce システム>「ツール」>「ユーザー定義関数」で詳細画面利用関数の新規作成、管理ができます。

・設計書で自動的に作成された関数は、共通利用関数を指定しない場合、詳細画面利用関数として定義されます。

 

 

③関数設計方法について

 

1.クライアント側の関数:

画面詳細設計シートにて、「処理」で始まる記述はクライアント側の関数として認識されます。

 

・ボタンにトリガー式の関数を設定する場合:「〇〇」 ボタンをクリックすると、以下の処理を行う。文末記述は「処理終了。」

・TEXTBOX 項目にトリガー式の関数を設定する場合:「TEXT」を編集すると、以下の処理を行う。文末記述は「処理終了。」

・「処理」は 1 つの関数しか作成できないため、他のボタンやテキストボックスにイベントを実行するときは、

別の「処理」を記述する必要があります。

 

2.サーバー側の関数:

画面詳細設計シートにて「項目処理」で始まる記述はサーバー側の関数として認識されます。

 

・ボタンにトリガー式の関数を設定する場合:「〇〇」 ボタンをクリックすると、以下の処理を行う。文末記述は「処理終了。」

・TEXTBOX 項目にトリガー式の関数を設定する場合:「TEXT」を編集すると、以下の処理を行う。文末記述は「処理終了。」

・「項目処理」は 1 つの関数しか作成できないため、他のボタンやテキストボックスにイベントを実行するときは、

別の「項目処理」を記述する必要があります。

 

 

④関数 ID と関数の命名規則について

1.関数 ID:画面の管理 ID +当該項目の itemID +関数の自動番号(1 から始まる)。

記述例:

「社員管理」画面(管理 ID = A01)で「実行」ボタン(itemID = F5)をクリックすると、システムによって最初に作成された関数である場合、その関数の関数 ID は「A01F51」となります。

グリッド内の関数 ID:管理 ID +グリッド項目の itemid +関数の自動番号。

 

2.関数名:画面名+item 名+イベント実行(ボタンは Click、他は Change)

「社員管理」画面の「実行」ボタンをクリックすることによって作成される関数は、「社員管理 Click」と呼ばれます。

 

3.保存前処理又は保存後処理の場合:pageID + pageafterloaded などは、インタフェースコントロールのイベント ID と一致しています。

 

 

5.関数の変更方法について

変更したテンプレートを再度アップロードすることで、元の関数を上書きし作成できます。

システム自動構築の「元画面を更新します」を選択してインポートし直してください。

 

以上となります。