この記事では、印刷ボタン及び印刷機能の設定方法について説明します。特別な関数を用いずに帳票設計を行うことができます。
関数での帳票設計については別記事の帳票設計~関数印刷…の記事をご参照ください。
それでは、設定方法について説明します。
【設定方法】
1.画面設計にて、対象セルの準拠線にborder>7,8,9,10を設定します。
2.セルの値に「印刷」または任意のボタン名を設定します。
3.画面詳細設計シートで設定します。
詳細は記述例と説明をご確認ください。
4.別シート「帳票設計_帳票テンプレート名」Excel帳票テンプレート、またはPDF帳票テンプレートを作成します。
シート名は、「帳票設計_〇〇」は必須設定です。
帳票のフォーマットについては任意で大丈夫です。帳票の仕様にもとづいて作成してください。
<<帳票に対象データを印字させる方法>>
印刷機能では、印字させるデータの指定は「帳票設計」で行います。
記述するポイントとして
①データ印字対象セルに
[テーブル名.フィールド名]と記述します
②列に繰り返しデータを印字させる場合、
@contentを記述します。
[テーブル名.フィールド名@content]となります。
帳票テンプレート例
以下は、画面詳細設計に記述する例です。
画面詳細設計の記述例:
【PDF印刷の場合】
「印刷」
セル:B4
設計書:証券番号移動履歴
印刷タイプ:PDF
【Excel印刷の場合】
「印刷」
セル:B7
設計書:証券番号移動履歴
印刷タイプ:Excel
説明:
B4、B7:印刷ボタンのセル位置
対象の画面設計シート内で設定した印刷ボタンのセル位置を指定します。
証券番号移動履歴:印刷しようとする帳票テンプレート名
テンプレートとして作成した帳票設計の帳票名を指定します。
印刷タイプ:Excel 又は PDF
Excel帳票又は、PDF帳票を指定します。
ちなみにポイント!✍
※1 つの印刷ボタンに対し、複数帳票明細は設定不可能です。
しかし 1 つの印刷ボタンに対し、関数で複数帳票明細を設定することは可能です。
関数で複数帳票明細の設定を行う際は、グリッドの行番号を固定する必要があります。
例)
下図の場合、帳票 1 のデータが増えるたびに、帳票 2 の行番号がずれる事が想定できます。
グリッドの行番号を固定する為、
下図のように、帳票 1 のデータの出力場所を確保し、帳票 2 の行番号を固定する必要があります。
この操作で、印刷ボタンが設定されます。
ユーザーは、印刷ボタンをクリックすることで、画面を印刷することができます。