【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷(横向きかつ関数印刷設定)~
- 2022年09月19日
ワンダーロボ設計書で、印刷ボタンに関数を設定する方法を説明します。
関数印刷機能を使用する事で複雑な帳票レイアウトに対して、配置する項目を柔軟に設定できる定義です。「関数印刷」 「項目処理」の2通りの設計方法があります。また縦方向又は横方向での印刷設定できます。本記事では、「関数印刷」かつ「横向き」について記載しています。
関数印刷設定についての他の記事は下記をご参照ください。↓
◆【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷(縦向きかつ関数印刷設定)~
◆【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷~(縦向きかつ項目処理設定)~
◆【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷(横向きかつ項目処理設定)~
◆【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷の絞り込み条件設定~
【設定方法】
1.画面設計シートに、対象の印刷ボタンを設定します。
2.画面詳細設計シートで関数印刷(横向きかつ項目処理)設定します。
関数が正しく設定されたら、画面を印刷する際にボタンをクリックすることで、関数が実行されます。
以下、具体的な説明になります。
記述例:
「関数印刷」
項目:資金収支計算書
印刷データ元: テーブル「資金収支計算 VIEW」からデータを取得、条件は「年」が画面項目「出力年」。
配置: 「年」を「C3」に配置する、「年月日」を「C4」に配置する、「科目 ID」を「B6」に配置する、
「科目区分」を「A6」に配置する、「一月資金」を「C6」に配置する。
エクスポート向き:横向き
横向きタイトル:C3,C4
横向き展開条件:「科目行、科目区分、科目 ID」
横向き展開データ:C6
データループ範囲:C3,C35
コピー範囲:A1,A35
データスタート場所:A6
設計書: 資金収支計算書
ソート順: 「年月日」
改シート条件項目:「年」
説明:
横向き印刷の場合、項目、印刷データ元、配置、設計書、エクスポート向き、横向きタイトル、横向き展開条件、横向き展開データ、データループ範囲は設定必須です。
記述例を基に各項目の説明一覧↓
設定項目名 | 説明 | 例 |
項目 |
印刷ボタンのセル位置もしくはボタン名を指定します。 |
資金収支計算書 |
印刷データ元 |
印刷データを取得するテーブルを設定します。絞り込み条件を設定することができます。 |
テーブル「資金収支計算 VIEW」からデータを取得、条件は 「年」が画面項目「出力年」。 |
配置 |
フィールドの印刷位置を設定します。 |
「年」を「C3」に配置する、「年月日」を「C4」に配置する、 「科目 ID」を「B6」に配置する、「科目区分」を「A6」に配置する、「一月資金」を「C6」に配置する。 |
エクスポート向き |
データエクスポートの方向を設定します。 「横向」を指定すると、データを横向きにエクスポートできます。 縦向き印刷の場合、指定不要です。 |
横向 |
横向きタイトル |
横向きのタイトルを設定します。 |
C3,C4 |
横向き展開条件 |
データを横向きに展開する条件を設定します。 |
「科目行、科目区分、科目 ID」 |
横向き展開データ |
データを横向きに展開する位置を設定します。 |
C6 |
データループ範囲 |
データのループ範囲を指定します。 |
C3,C35 |
コピー範囲 |
帳票タイトルのセル位置を指定します。 |
A1,A35 |
データスタート場所 |
データスタート場所載せる位置を指定します。 |
A6 |
設計書 |
帳票テンプレートを指定します。 |
資金収支計算書 |
ソート順 |
指定フィールドを昇順に並べます。 |
「年月日」 |
改シート条件項目 |
改シートの条件項目を設定する。 |
「年」 |
※関数印刷の属性定義:項目、印刷データ元、ソート順、配置、ループ、コピー範囲、設計書、結合列、小計、合計、印刷範囲、印刷改ページ、印刷のページ設定、印刷余白、印刷サイズ、出力パスの設定、出力絶対パスの設定、印刷レイアウト位置の設定、印刷ヘッダー/フッター、エラーメッセージの設定、印刷動作へ Break 文の設定、データ繰り返し範囲の指定、項目集計の設定、ファイルの設定と出力。