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※ ワンダーロボ設計書および関連する自動開発手法について、すべての著作権はワンダフルフライ株式会社に帰属します。

ワンダーロボ設計書を使って関数を定義しよう~削除処理~

1.目的
ワンダーロボ設計書から削除関数定義を作成します。

前提としてシステム設計の基本的な概念を理解しているものとします。

 

2.作成手順

2.1.設計書定義~インポート

①関数設計書に以下のとおり定義。ここではとあるシステムのユーザー削除用関数を作成します

以下の仕様で作成します

・管理ID:U004の画面で利用する

・絞り込み条件として画面項目から取得したログインIDを利用する

 

 

②SaasForce開発メニューよりインポート

 

③インポート結果としてユーザー定義関数にU004_userDeleteが追加されていますね! U004_userDeleteTestはテスト用関数となりますが今回は割愛します。

 

 

④関数内容を確認します

 

 

簡単に説明すると①で画面項目値を取得、②でSQLのパラメータを準備、③で削除用SQLの条件にパラメータを割り当てています。

設計書で画面管理IDを指定することによって画面項目を参照して項目IDを取得してくれています。
あとは作成された関数をユーザ削除画面のボタンクリック時のアクションとして呼び出せばOKです!

 

2.2.削除関数設計書の制約について

現在、削除数設計書で以下の処理に非対応となっています。

・サブクエリの利用

 

2.3.設計書記載時のポイント

①1つの項目に対し、項目名、編集元、編集内容は同じ行に記述する

②画面項目から値を取得する場合、編集内容は項目IDではなく項目名で指定する

③シート名は必ず「関数定義_データ更新_●●」にする

 

 

3.定義詳細

設計書仕様

設計書の項目 設定値 説明
機能名 任意の名称
管理ID 画面の管理ID 画面項目IDの取得に際し設定必須
テーブル テーブル名 操作対象のテーブル名を論理名で指定
項目名 フィールド名 削除条件とするフィールド名を論理名で指定
編集元 値の取得元 画面/定数/システム/セッションの中から指定
編集内容 登録する値

編集元種別よって指定方法が異なる

・画面:画面項目名

・定数:固定値

・システム:システム関数名

・セッション:セッション変数名

関数ID 関数ID 英数字で指定
備考 任意 関数についての説明などを記載可能

 

 

4.おわりに

画面項目、セッション値、システム関数から値を取得してテーブルのデータ削除処理関数を作成することができましたね!
関数設計書、SaasForce画面開発機能を組み合わせることでより高度な機能を開発することも可能となっておりますので、試してみてください!