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※ ワンダーロボ設計書および関連する自動開発手法について、すべての著作権はワンダフルフライ株式会社に帰属します。

【モバイル】同期化処理の流れを完全解説!

同期化処理の基本ルール

なぜこの設定が必要?

同期化の主な目的は、モバイル端末(クライアント)とサーバー間のデータを一貫して保持し、オフライン中でもオンラインに戻った際にもデータが正確に更新および共有されることを保証することです!

📘 5つの設定ポイント

  • 1.サーバーへ同期化

    たとえば、営業担当が外出先で新しい顧客情報をモバイル端末に入力し、ローカルデータベースに一時保存しているとします。オフィスに戻った際、モバイル端末の「サーバーへ同期」ボタンをクリックすると、モバイル側で入力した顧客情報(テーブル「M_社員」)がサーバーに同期されます。

  • 2.クライアントへ同期化

    たとえば、会社が本社のサーバーに新しい部署情報(「M_部門」)を追加したとします。この新しい情報をモバイル端末で利用したい場合、「クライアントへ同期」ボタンをモバイル端末でクリックすることで、サーバー上の最新の「M_部門」データがモバイル端末に同期されます。

⚙️ 設定方法

  • 1. クライアントへ同期化

    ➣設定例:

    テーブル設計で、同期化対象のテーブルにはセル「K1」に〇を記入します。〇を記入しない場合、そのテーブルは同期化対象外となります。

    画面設計

    詳細設計

    ボタンイベントを通して、サーバーから指定テーブルのデータをクライアントへ同期処理を行えます。

    キーワードクライアントに同期化もしくは、クライアントへ同期化どちらの記述でも大丈夫です。

    同期化テーブル指定

    「1」同期化できるテーブルを一行に指定します。(改行不可)

    「2」(削除要)/(削除不要)

    1)削除不要:クライアントへ同期化する前に、ローカルのデータを削除しません。

    2)削除要:クライアントへ同期化する前に、まずローカルのデータを削除します。

    3)空白の場合、削除不要として認識されます。

    同期化できるテーブル「設定例」のテーブル設計をご参照ください。

    ➣結果:

    サーバー側で部門、役割テーブルのデータを事前に確認します。

    サーバーからクライアントへの同期が完了しました。

    クライアント側で部門・役割のデータを画面上で確認できました。

  • 2. サーバーへ同期化

    ➣設定例:

    詳細設計

    ボタンイベントを通して、サーバーから指定テーブルのデータをクライアントへ同期処理を行えます。

    ファイル同期化(記述非必須:指定されたテーブルからファイル項目を抽出して同期します。

    キーワードサーバーに同期化もしくは、サーバーへ同期化どちらの記述でも大丈夫です。

    同期化テーブル指定

    「1」同期化できるテーブルを一行に指定します。(改行不可)

    「2」(削除要)/(削除不要)

    1)削除不要:サーバーへ同期化した後、ローカルのデータを削除しません。

    2)削除要:サーバーへ同期化した後、ローカルのデータを削除します。

    3)空白の場合、削除不要として認識されます。

    同期化できるテーブル「設定例」のテーブル設計をご参照ください。

    ファイルIDの更新(記述非必須:上図の②の記述は、同期されたファイルに対してファイルIDを生成し、その後サーバーで管理します。一旦ファイル同期の記述を行ったら、該当の記述は必須となります。

    ⑦ある場合、同期後にサーバー側で別の関数処理を行う際は、下記の例をご参照ください。

    ➣結果:

    社員データのクライアントDBへの保存が完了しました。

    クライアントからサーバーへの同期が完了しました。

    サーバーのDB上でデータ登録を確認できました。

    写真IDと写真の対応関係もDB上で確認できました。

🔍 まとめ

これで、同期化はデータの一貫性を保つための重要な機能であり、オフライン・オンラインどちらでも最新のデータを使用できるようにします。また、柔軟な削除オプションにより、さまざまなシーンで効率的に利用できるよう工夫されています!