【モバイル】同期化処理の流れを完全解説!
- 2024年11月25日
同期化処理の基本ルール
なぜこの設定が必要?
同期化の主な目的は、モバイル端末(クライアント)とサーバー間のデータを一貫して保持し、オフライン中でもオンラインに戻った際にもデータが正確に更新および共有されることを保証することです!
📘 5つの設定ポイント
- 1.サーバーへ同期化
たとえば、営業担当が外出先で新しい顧客情報をモバイル端末に入力し、ローカルデータベースに一時保存しているとします。オフィスに戻った際、モバイル端末の「サーバーへ同期」ボタンをクリックすると、モバイル側で入力した顧客情報(テーブル「M_社員」)がサーバーに同期されます。
- 2.クライアントへ同期化
たとえば、会社が本社のサーバーに新しい部署情報(「M_部門」)を追加したとします。この新しい情報をモバイル端末で利用したい場合、「クライアントへ同期」ボタンをモバイル端末でクリックすることで、サーバー上の最新の「M_部門」データがモバイル端末に同期されます。
⚙️ 設定方法
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1. クライアントへ同期化
➣設定例:
テーブル設計で、同期化対象のテーブルにはセル「K1」に〇を記入します。〇を記入しない場合、そのテーブルは同期化対象外となります。
画面設計
詳細設計
①ボタンイベントを通して、サーバーから指定テーブルのデータをクライアントへ同期処理を行えます。
②キーワード:クライアントに同期化もしくは、クライアントへ同期化どちらの記述でも大丈夫です。
③同期化テーブル指定
「1」同期化できるテーブルを一行に指定します。(改行不可)
「2」(削除要)/(削除不要)
1)削除不要:クライアントへ同期化する前に、ローカルのデータを削除しません。
2)削除要:クライアントへ同期化する前に、まずローカルのデータを削除します。
3)空白の場合、削除不要として認識されます。
④同期化できるテーブルは「設定例」のテーブル設計をご参照ください。
➣結果:
サーバー側で部門、役割テーブルのデータを事前に確認します。
サーバーからクライアントへの同期が完了しました。
クライアント側で部門・役割のデータを画面上で確認できました。
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2. サーバーへ同期化
➣設定例:
詳細設計
①ボタンイベントを通して、サーバーから指定テーブルのデータをクライアントへ同期処理を行えます。
②ファイル同期化(記述非必須):指定されたテーブルからファイル項目を抽出して同期します。
③キーワード:サーバーに同期化もしくは、サーバーへ同期化どちらの記述でも大丈夫です。
④同期化テーブル指定
「1」同期化できるテーブルを一行に指定します。(改行不可)
「2」(削除要)/(削除不要)
1)削除不要:サーバーへ同期化した後、ローカルのデータを削除しません。
2)削除要:サーバーへ同期化した後、ローカルのデータを削除します。
3)空白の場合、削除不要として認識されます。
⑤同期化できるテーブルは「設定例」のテーブル設計をご参照ください。
⑥ファイルIDの更新(記述非必須):上図の②の記述は、同期されたファイルに対してファイルIDを生成し、その後サーバーで管理します。一旦ファイル同期の記述を行ったら、該当の記述は必須となります。
⑦ある場合、同期後にサーバー側で別の関数処理を行う際は、下記の例をご参照ください。
➣結果:
社員データのクライアントDBへの保存が完了しました。
クライアントからサーバーへの同期が完了しました。
サーバーのDB上でデータ登録を確認できました。
写真IDと写真の対応関係もDB上で確認できました。
🔍 まとめ
これで、同期化はデータの一貫性を保つための重要な機能であり、オフライン・オンラインどちらでも最新のデータを使用できるようにします。また、柔軟な削除オプションにより、さまざまなシーンで効率的に利用できるよう工夫されています!