【ワンダーロボ】関数設計のサーバー側処理~データ削除処理(DELETE)~
- 2024年06月16日
本記事は、関数設計のサーバー側処理のデータ削除処理(DELETE)について説明を行います。
前提として関数設計のデータベース操作基本設定方法を理解しているものとします。左記理解している方は本記事メイン説明となる【条件付きデータ削除について】【無条件削除について】【リンク削除について】【Where条件について】からご確認ください。
目次
⑴関数設計のサーバー側処理データベースのデータ操作基本設定について
⑵【条件付きデータ削除について】
⑶【無条件削除について】
⑷【ループ処理削除について】
⑸【Where条件について】
⑴関数設計のサーバー側処理データベースのデータ操作基本設定について
前提として関数設計としてデータ操作を行う場合は、サーバー側処理にのみ使用可能となります。
記述方法の基本として、キーワード「データ操作」「:」を使用して、キーワードとデータ操作の内容を区切ります。
データ操作のタイプと設計時の注意点として
1.新規データを追加する場合、データ操作内容に[新規]、[追加]、[登録]などのキーワードが必要です。
2.データを変更する場合は、データ操作内容に[更新] などのキーワードが必要です。
3.データを削除する場合、データ操作内容に[削除]のキーワードが必要です。
4.データ操作終了後、「。」が必要です。
以上の基本設定に注意して、各種特別な処理や設計をしてください。
※下記からの記述例にある赤太文字部分はデータ追加処理における固定記述部分のイメージとなります。
条件などは不要であれば記述しなくても問題はありません(SQL作成上で問題がなければですが)
⑵【条件付きデータ削除について】
記述例:
「項目処理」
「作業報告書明細データ」ボタンをクリックすると、以下の処理を行う。
1.データ操作 1:テーブル「明細データ」の項目「明細区分」が“5”のデータを削除する。
2.「データ削除が完了しました。」メッセージを表示する。
処理終了。
説明:
条件付きのDELETE処理を行います。
「明細データ」がテーブル名、「明細区分」がフィールド名、”5″が固定値で条件のパラメータ部分にあたります。
⑶【無条件削除について】
記述例:
「項目処理」
「実行」ボタンをクリックすると、以下の処理を行う。
1.データ操作 1:テーブル「T_AA」のデータを削除する。
処理終了。
説明:
条件無しのDELETE処理を行います。
⑷【ループ処理削除について】
記述例:
「項目処理」
1.データ操作 1:テーブル「T_AA」の項目「A1」を取得、条件は「A1」が「国 ID」(ループ開始)。
2.データ操作 2:テーブル「T_BB」の項目「B1」が<A1>と一致するデータを削除する。
検索結果ループ終了。
説明:
1の検索処理を行う際に、条件にあたるレコードを処理する際に、該当レコードが存在する限りループ処理を行います。
1のループ処理が完了したら、2の削除処理も完了します。
※「(ループ開始)。検索結果ループ終了。」は入力必須です。
1の検索処理の「A1」はフィールド名を指定し、「国ID」は画面項目値を指定しています。
2の削除処理の「B1」はフィールド名を指定し、<A1>は1の検索処理で取得した「A1」の戻り値を指定しています。
⑸【Where条件について】
④Where条件: 項目に対して、データ型変換処理ができる。
⇒データ型:文字列、整数、double、日付
記述例:
「項目処理」
「削除」ボタンをクリックすると、以下の処理を行う。
1.データ操作 1:テーブル「M_社員」の項目「{文字列}退職フラグ」が”3″と一致するデータを削除する。
処理終了。
説明:
データ型:「{データ型}項目」の形で記述すると、項目のデータ型が指定したデータ型に変換できる。
上記の例の場合、整数「退職フラグ」と、文字列“3”を比べている為、データ型を揃える必要がある。
「{文字列}退職フラグ」で整数型から文字列型に変換し、文字列“3”と形式を一致させ比べている。