【ワンダーロボ】関数設計のサーバー側処理~データ追加処理(INSERT)~
- 2024年06月08日
本記事は、関数設計のサーバー側処理のデータ追加処理について説明を行います。
※データ追加操作 には基本的な記述方法として3通りの方法があります。
前提として関数設計のデータベース操作基本設定方法を理解しているものとします。
上記理解している方は本記事メイン説明となる【データ追加処理(INSERT)について新規登録①】【データ追加処理(INSERT)について新規登録②】【データ追加処理(INSERT)について新規登録③】からご確認ください。
目次
⑴関数設計のサーバー側処理データベースのデータ操作基本設定について
⑵【データ追加処理(INSERT)について新規登録①】
⑶【データ追加処理(INSERT)について新規登録②】
⑷【データ追加処理(INSERT)について新規登録③】
⑴関数設計のサーバー側処理データベースのデータ操作基本設定について
前提として関数設計としてデータ操作を行う場合は、サーバー側処理にのみ使用可能となります。
記述方法の基本として、キーワード「データ操作」「:」を使用して、キーワードとデータ操作の内容を区切ります。
データ操作のタイプと設計時の注意点として
1.新規データを追加する場合、データ操作内容に[新規]、[追加]、[登録]などのキーワードが必要です。
2.データを変更する場合は、データ操作内容に[更新] などのキーワードが必要です。
3.データを削除する場合、データ操作内容に[削除]のキーワードが必要です。
4.データ操作終了後、「。」が必要です。
以上の基本設定に注意して、各種特別な処理や設計をしてください。
※下記からの記述例にある赤太文字部分はデータ追加処理における固定記述部分のイメージとなります。
条件などは不要であれば記述しなくても問題はありません(SQL作成上で問題がなければですが)
⑵【データ追加処理(INSERT)について新規登録①】
~テーブル「A」によるテーブル「B」へのデータ登録~
記述例:
「項目処理」
「実行」ボタンをクリックすると、以下の処理を行う。
1.データ操作 1:テーブル「T_A」によるテーブル「T_B」にデータ登録,「T_B」テーブルの項目「B1, B2」はテーブル「T_A」から取得するデータ項目「A1,A2」、条件は「A1」が画面項目の「国 ID」と一致する,「B3」がログイン ID,「B4」が自動採番を設定。(ループ開始)。
検索結果ループ終了。
処理終了。
説明:
上記の記述例は、INSERT INTO SELECT~の処理を行います。
テーブル「T_A」のフィールド「A1」と画面項目「国ID」の入力値が一致する場合を条件として、「A1,A2」フィールドを取得します。
取得した「A1,A2」の値を、テーブル「T_B」のフィールド「B1,B2」に登録します。
フィールド「B3」にはログインIDを、「B4」にはテーブル設計書で定義している内容に従って自動採番した値をテーブル「T_B」に登録をします。
※「(ループ開始)。検索結果ループ終了。」は必須の記述となります。
⑶【データ追加処理(INSERT)について新規登録②】
~テーブル「T_BB」にデータ登録~
記述例:
「項目処理」
「検索 1」ボタンをクリックすると、以下の処理を行う。
1.データ操作 1:テーブル「T_BB」にデータ登録、「B1」が“1”、「B2」が「A1」。
処理終了。
説明:
上記の記述例は、INSERT INTO ~の処理を行います。
テーブル「T_BB」に対して、フィールド「B1」には固定値である”1″が、フィールド「B2」には画面項目「A1」の値が登録されます。
テーブル「T_BB」のテーブル定義上でデフォルト値が設置されたフィールドがあれば、フィールドにデータを登録しなくても、自動的に該当フィールドにデフォルト値を追加します。
その場合は、データ操作の内容には記述は不要となります。
⑷【データ追加処理(INSERT)について新規登録③】
~グリッドによるテーブル「T_BB」にデータ登録~
記述例:
「項目処理」
「検索 」ボタンをクリックすると、以下の処理を行う。
1.Grid「B15」ループ開始。
1.「入庫フラグ」が空白でない場合、以下の処理を行う。
1.データ操作 1:Grid「B15」をテーブル「入庫」に登録、「商品名」が「商品名 Grid」、「注文書 NO」が「注文書 NOGrid」、「在庫連番」が自動 採番、「入出庫フラグ」が“1”、「入出庫日付」が当日。
処理終了。
グリッドループ終了。
処理終了。
説明:
グリッド上に表示されている画面項目値を取得し、テーブル「T_BB」にパラメータとして渡し、INSERT INTO 処理を行っています。
対象のフィールドとパラメータのマッピングの記述方法は、”データ操作:Grid「グリッドタイトルの左端セル名」をテーブル「テーブル名」に登録、「フィールド1」が「グリッド項目名1Grid」、「フィールド2」が「グリッド項目名2Grid」。”のように設定を行います。
もちろん、グリッド項目値以外にも値の登録は可能で、パラメータ位置の記述を差し替えてあげればOKです。
記述例では、自動採番(テーブル定義)、”1″(固定値)、当日(システム日付)などにあたります。
「入庫フラグ」がグリッド項目の列名を記述しており、「入庫フラグ」のある列で値が空白でない場合、処理を行います。
この場合、Gridのレコードに対してループ処理を行い、空白の値にあたるまで処理を続けます。