【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷(縦向きかつ項目処理設定)~
- 2022年09月12日
ワンダーロボ設計書で、印刷ボタンに関数を設定する方法を説明します。
関数印刷機能を使用する事で複雑な帳票レイアウトに対して、配置する項目を柔軟に設定できる定義です。「関数印刷」 「項目処理」の2通りの設計方法があります。また「縦方向」又は「横方向」での印刷設定できます。本記事では、「項目処理」かつ「縦向き」について記載しています。
関数印刷設定についての他の記事は下記をご参照ください。↓
◆【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷(縦向きかつ関数印刷設定)~
◆【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷(横向きかつ関数印刷設定)~
◆【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷(横向きかつ項目処理設定)~
◆【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷の絞り込み条件設定~
【設定方法】
1.画面設計シートに、対象の印刷ボタンを設定します。
2.画面詳細設計シートで関数印刷(縦向きかつ項目処理)の設定します。
関数が正しく設定されたら、画面を印刷する際にボタンをクリックすることで、関数が実行されます。
以下、具体的な説明になります。
記述例:
「項目処理」
「Excel 出力」ボタンをクリックすると、以下の処理を行う。
1.「番号」を取得。
関数印刷開始。
項目:Excel 出力
印刷データ元:テーブル「学生情報」からデータを取得、条件は「学生 NO」が画面項目「No」を含む。
ソート順:「性別が昇順、学生 NO が降順」
配置:「学生 NO」を「A6」に配置する、「姓名」を「B6」に配置する、「画面.姓名」を「D2」に配置する、
<番号>を「D3」に配置する、「性別」を「C6」に配置する、「学校」を「C2」に配置する、
「都道府県」を「D6」に配置する。
ループ:A6、B6、C6、D6
コピー範囲:A1,A5
設計書:学生情報
データスタート場所:A6
関数印刷終了。
処理終了。
説明:
縦向き印刷の場合、項目、印刷データ元、配置、設計書、ループは設定必須です。
記述例を基に各項目の説明一覧↓
設定項目名 | 説明 | 例 |
項目 | 印刷ボタンのセル位置もしくはボタン名を指定します。 | Excel 出力 |
印刷データ元 |
印刷データを取得するテーブルを設定します。 絞り込み条件を設定することができます。 |
テーブル「学生情報」からデータを取得、条件は「学生 NO」が画面項目「No」を含む。 |
ソート順 | 指定フィールドを昇順に並べます。 | 「性別が昇順、学生 NO が降順」 |
配置 | フィールドの印刷位置を設定します。 | 「学生 NO」を「A6」に配置する、「姓名」を「B6」に配置する、「画面.姓名」を「D2」に配置する、<番号>を「D3」に配置する、「性別」を「C6」に配置する、「学校」を「C2」に配置する、「都道府県」を「D6」に配置する。 |
ループ | 印刷するときに循環が必要なセル位置を指定します。 | A6、B6、C6、D6 |
コピー範囲 | 帳票タイトルのセル位置を指定します。 | A1,A5 |
設計書 | 帳票テンプレートを指定します。 | 学生情報 |
データスタート場所 | データスタート場所載せる位置を指定します。 | A6 |