【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷(縦向きかつ関数印刷設定)~
- 2022年09月05日
ワンダーロボ設計書で、印刷ボタンに関数を設定する方法を説明します。
関数印刷機能を使用する事で複雑な帳票レイアウトに対して、配置する項目を柔軟に設定できる定義です。「関数印刷」 「項目処理」の2通りの設計方法があります。また「縦方向」又は「横方向」での印刷設定できます。本記事では、「関数印刷」かつ「縦向き」について記載しています。
※帳票設計~関数印刷(縦向きかつ項目処理設定)~については下記を参照↓
◆【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷(縦向きかつ項目処理設定)~
◆【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷(横向きかつ関数印刷設定)~
◆【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷(横向きかつ項目処理設定)~
◆【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷の絞り込み条件設定~
【設定方法】
1.画面設計シートに、対象の印刷ボタンを設定します。
2.画面詳細設計シートに関数印刷(縦向きかつ関数印刷)で設定します。
関数が正しく設定されたら、画面を印刷する際にボタンをクリックすることで、関数が実行されます。
以下、具体的な説明になります。
記述例:
「関数印刷」
項目:請求書出力
印刷データ元:テーブル「請求書出力」からデータを取得、条件は「請求年月」が画面項目「請求年月」、かつ「請求先 ID」が画面項目「請求先」、かつ「営業担当 ID」が画面項目「営業担当」。
ソート順:「営業担当」
配置:「請求年月」を「A9」に配置する、「営業担当」を「B9」に配置する、「会社名」を「C9」に配置する、
「請求合計」を「D9」に配置する、「請求年月」を「B3」に配置する、
「営業担当」を「D3」に配置する、「会社名」を「B5」に配置する。
ループ:A9、B9、C9、D9
コピー範囲:A1,A9
設計書:請求書出力
データスタート場所:A9
改シート条件項目:「営業担当」
結合列:「A9」場合,「A9」結合;「B9」場合,「B9」結合;
小計タイトル:A9
小計行:A10
合計行:A11
印刷範囲:0,4,0,8
印刷改ページ:4
印刷のページ設定:いいえ,はい,80,はい,はい,いいえ,8
印刷余白:”0.5,0.2,0.5,0.7″,0.8,0.8
説明:
縦向き印刷の場合、項目、印刷データ元、配置、設計書、ループは設定必須です。
記述例を基に各項目の説明一覧↓
項目名 | 説明 | 記述例 |
項目 | 印刷ボタンのセル位置やボタン名を指定します。 | 請求書出力 |
印刷データ元 | 印刷データを取得するテーブルを設定します。絞り込み条件を設定することができます。 | テーブル「請求書出力」からデータを取得、条件は「請求年月」が画面項目「請求年月」、かつ「請求先ID」が画面項目「請求先」、かつ「営業担当ID」が画面項目「営業担当」。 |
ソート順 | 指定フィールドを昇順に並べます。 | 「営業担当」 |
配置 | フィールドの印刷位置を設定します。 | 「請求年月」を「A9」に配置する、「営業担当」を「B9」に配置する、「会社名」を「C9」に配置する、「請求合計」を「D9」に配置する、「請求年月」を「B3」に配置する、「営業担当」を「D3」に配置する、「会社名」を「B5」に配置する。 |
ループ | 印刷するときに循環が必要なセル位置を指定します。 | A9、B9、C9、D9 |
コピー範囲 | 帳票タイトルのセル位置を指定します。 | A1,A9 |
設計書 | 帳票テンプレートを指定します。 | 請求書出力 |
データスタート場所 | データスタート場所載せる位置を指定します。 | A9 |
改シート条件項目 | 改シートの条件項目を設定する。 | 「営業担当」 |
結合列 | データが同じ場合、セル位置を結合します。 | 「A9」場合,「A9」結合;「B9」場合,「B9」結合; |
小計タイトル | 小計タイトルのセル位置を指定します。 | A9 |
小計行 | 小計行のセル位置を指定します。 | A10 |
合計行 | 合計行のセル位置を指定します。 | A11 |
印刷範囲 |
印刷範囲を設定します。 成績表の印刷を例として、印刷範囲が 0,5,0,7 を指定する場合、下図点線内の範囲印刷範囲として設定されます。 |
0,4,0,8 |
印刷改ページ | 印刷時改頁の行数を設定します。 | 4 |
印刷のページ設定 | 印刷のページ設定を設定します。 | いいえ,はい,80,はい,はい,いいえ,8 |
印刷余白 |
印刷帳票の余白を設定します。 記述ルール |
”0.5,0.2,0.5,0.7″,0.8,0.8 |