【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷(横向きかつ項目処理設定)~
- 2022年09月26日
ワンダーロボ設計書で、印刷ボタンに関数を設定する方法を説明します。
関数印刷機能を使用する事で複雑な帳票レイアウトに対して、配置する項目を柔軟に設定できる定義です。「関数印刷」 「項目処理」の2通りの設計方法があります。また縦方向又は横方向での印刷設定できます。本記事では、「項目処理」かつ「横向き」について記載しています。
関数印刷設定についての他の記事は下記をご参照ください。↓
◆【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷(縦向きかつ関数印刷設定)~
◆【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷~(縦向きかつ項目処理設定)~
◆【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷(横向きかつ関数印刷設定)~
◆【ワンダーロボ】帳票設計~関数印刷の絞り込み条件設定~
【設定方法】
1.画面設計シートに、対象の印刷ボタンを設定します。
2.画面詳細設計シートで関数印刷(横向きかつ項目処理)設定します。
関数が正しく設定されたら、画面を印刷する際にボタンをクリックすることで、関数が実行されます。
以下、具体的な説明になります。
記述例:
「項目処理」
「Excel 出力」ボタンをクリックすると、以下の処理を行う。
1.「番号」を取得。
印刷開始。
項目:Excel 出力
印刷データ元:テーブル「学生情報」からデータを取得。
ソート順:「性別が昇順、学生 NO が降順」
配置:「学生 NO」を「A6」に配置する、「姓名」を「B6」に配置する、「画面.姓名」を「D2」に配置する、
<番号>を「D3」に配置する、「性別」を「C6」に配置する、
「学校」を「C2」に配置する、「都道府県」を「D6」に配置する。
エクスポート向き:横向き
横向きタイトル:D3
横向き展開条件:「都道府県」
横向き展開データ:C2
ループ:A6、B6、C6、D6
コピー範囲:A1,A5
設計書:学生情報
データスタート場所:A6
印刷終了。
処理終了。
説明:
横向き印刷の場合、項目、印刷データ元、配置、設計書、エクスポート向き、横向きタイトル、横向き展開条件、横向き展開データ、データループ範囲は設定必須です。
記述例を基に各項目の説明一覧↓
設定項目名 | 説明 | 例 |
項目 |
印刷ボタンのセル位置もしくはボタン名を指定します。 |
Excel 出力。 |
印刷データ元 |
印刷データを取得するテーブルを設定します。 絞り込み条件を設定することができます。 |
テーブル「学生情報」からデータを取得。 |
ソート順 |
指定フィールドを昇順に並べます。 |
「性別が昇順、学生 NO が降順」 |
配置 |
フィールドの印刷位置を設定します。 |
「学生 NO」を「A6」に配置する、「姓名」を「B6」に配置する、「画面.姓名」を「D2」に配置する、<番号>を「D3」に配置する、「性別」を「C6」に配置する、「学校」を「C2」に配置する、「都道府県」を「D6」に配置する。 |
エクスポート向き |
データエクスポートの方向を設定します。 「横向」を指定すると、データを横向きにエクスポートできます。 縦向き印刷の場合、指定不要です。 |
横向 |
横向きタイトル |
横向きのタイトルを設定します。 |
D3 |
横向き展開条件 |
データを横向きに展開する条件を設定します。 |
「都道府県」 |
横向き展開データ |
データを横向きに展開する位置を設定します。 |
C2 |
ループ |
印刷するときに循環が必要なセル位置を指定します。 |
A6、B6、C6、D6 |
コピー範囲 |
帳票タイトルのセル位置を指定します。 |
A1,A5 |
設計書 |
帳票テンプレートを指定します。 |
学生情報 |
データスタート場所 |
データスタート場所載せる位置を指定します。 |
A6 |
※関数印刷の属性定義:項目、印刷データ元、ソート順、配置、ループ、コピー範囲、設計書、結合列、小計、合計、印刷範囲、印刷改ページ、印刷のページ設定、印刷余白、印刷サイズ、出力パスの設定、出力絶対パスの設定、印刷レイアウト位置の設定、印刷ヘッダー/フッター、エラーメッセージの設定、印刷動作へ Break 文の設定、データ繰り返し範囲の指定、項目集計の設定、ファイルの設定と出力。