ワンダーロボ設計書のDB共通関数設計の「登録」の開発方法について説明をします。
DB共通関数を作成することにより、別の関数内で呼び出して使用する事ができます。共通関数の内容としてはデータ操作や取得に関するSQL処理となります。
1.共通関数用のシートを作成します。
シート名は必ず、「関数定義_データ更新_〇〇〇」にする必要があります。
(例)関数定義_データ更新_ユーザー追加
2.シート内のフォーマットに沿って、共通関数の定義を作成します。
共通関数設計をする場合、決められたフォーマットに対象のテーブル・フィールド、項目などの設定を行う必要があります。

下記の表を参照して、正しく設定を行い設計書をインポートすれば完了です。
入力位置 |
入力する項目 |
説明 |
G5 |
機能名 |
内容は任意でOKです。SaaSForceの関数概要に反映されます。(必須) |
AC5 |
管理 ID |
関数を使用する画面の管理 ID を入力します。(必須) |
G6 |
テーブル |
該当関数が連携するテーブル名を記入(必須)
関数を使用する際に、指定したテーブルにデータが保存されます。 |
A8 |
関数種類 |
【登録】を固定値として入力します。 |
V8 |
関数 ID |
任意の関数 ID を記入します。(必須)
他関数の ID と重複記入不可です。 |
B9~ |
項目名 |
テーブルのフィールド名を入力します。 |
I9~ |
編集元 |
編集元が下記に分類されます。(必須)
■画面:項目【編集内容】の値が画面上からの場合は、「画面」を設定します。
■セッション変数:項目【編集内容】の値がセッション変数上からの場合は、「セッション変数」を設定します。
■システム:項目【編集内容】の値がシステム上からの場合は、「システム」を設定します。
■定数/-:項目【編集内容】の値が固定⾧の場合は、「定数」か「-」を設定します。 |
Q9~ |
編集内容 |
編集内容が下記に分類されます。(必須)
■【編集元】が「画面」の場合は、【編集内容】が画面上の項目名を記入します。
■【編集元】が「セッション変数」の場合は、【編集内容】がセッション項目名を記入します。
■【編集元】が「システム」の場合は、システム日付(‘YYYY/MM/DD HH24:MI:SS’)を記入します。
■【編集元】が「定数」か「-」(半角)の場合は、固定値または null(小文字のみ)を記入します。 |
AS9~ |
備考 |
説明を追加できます。※インポートには影響しません。 |
3.作成した共通関数を他の関数内で使用する場合
開発完了した共通関数を別の関数内で使用する場合について、例のように記述を行います。
記述例:
「項目処理」
「データ保存」ボタンをクリックすると、以下の処理を行う。
1.関数「U008_userAdd」の「acc_U008_userAdd」メソッドを行う、パラメータは「loginid、所属、名前、パスワード、active、システム日付、USER_ID」。
処理終了。
説明:
共通関数設計書をインポートすると、メソッドが自動生成されます。
作成した共通関数のメソッドを使用する場合、ユーザー定義関数から確認してメソッド指定する必要があります。
データ登録する際にパラメーターを関数内で確認or設計書の編集内容を確認して設定します。
共通関数設計書のインポート後については、下記の記事をご参照ください。
ワンダーロボ設計書を使って関数を定義しよう~登録処理~