【ワンダーロボ】メッセージ定義設計
- 2022年02月21日
ワンダーロボ設計書のメッセージ定義設計及びメッセージ機能の開発方法について説明をします。
メッセージ定義された機能は、SaaSForceのツール>メッセージ>「メッセージ管理」画面で確認することができます。作成したメッセージ定義は、各関数内に組み込むことが出来るため複数の画面で表示させるようなメッセージがあれば一つのメッセージ定義で設定をすることが可能となります。
<<目次>>
1.メッセージ定義設計の基本設定
2.各メッセージ処理種類の説明
1.メッセージ定義設計の基本設定
①メッセージ定義書の1行目はヘッダーとなる為、定義内容は2行目から記載します。
シート名:「メッセージ定義書」になります。
②各セルに入力する
入力する項目 | 説明 |
メッセージ ID | 各メッセージを管理するため のID を任意で入力してください。 |
メッセージ区分(レベル) | メッセージの区分を入力してください。 ※情報、確認、エラー、警告が選択できます。 |
メッセージ内容 | 表示させるメッセージ内容を入力してください。 |
モジュールID | メッセージ内容をモジュールとして管理するためのモジュールIDを入力してください。 IDは任意です。 |
モジュール名 | モジュール名を任意で入力してください。 |
※メッセージを改行する方法
メッセージを入力後、改行させたい文言の前に「¥n」を入力すると 改行ができます。
(例)検索対象者リストを出力します。¥n よろしいでしょうか。
2.各メッセージ処理種類の説明
メッセージ開発については、画面詳細設計で関数開発の中に組み込むイメージになります。
直接メッセージ内容を関数内に組み込むパターンとメッセージ定義書で定義した内容をメッセージIDで関数内で呼び込むパターンの
2通りで開発を行うことができます。
では、以下の開発方法を参照して、開発を行っていきましょう。
2-1.表示メッセージ処理(関数処理内に直接メッセージ内容を記述する方法)
※ポイント!
Alertメッセージの設計で、「メッセージを表示する。」もしくは、「メッセージを表示。」の文言は固定です。
間違えるとコードが生成されません。
アラートのメッセージを表示させる方法です。イベントの処理後などに表示させることが多いです。
業務ロジック処理 | クライアント側処理(サーバー側処理)の記述例 |
メッセージ表示(Alert) | 「処理」(クライアント)/「項目処理」(サーバー) 「入庫」ボタンをクリックすると、以下の処理を行う。 1.「処理が完了しました。」メッセージを表示する。 2.「B7,B10」を非表示にする。 処理終了。 |
2-2.メッセージID処理(メッセージ定義時に設定したIDを関数内に記述する方法)
業務ロジック処理 | クライアント側処理(サーバー側処理)の記述例 |
メッセージ表示(Alert) | 「項目処理」 「メッセージ_サーバー」ボタンをクリックすると、以下の処理を行う。 2.「MC-I-NN92」メッセージを表示する。 処理終了。 「説明」 |
※メッセージIDが処理できるのはサーバー側のみです。
クライアント側の処理の場合、メッセージ内容を記述してください。
2-3.確認メッセージ処理(関数処理内に直接メッセージ内容を記述する方法)
確認メッセージを表示させる方法です。イベント実行前などに確認のメッセージなどで表示させることが多いです。
業務ロジック処理 | クライアント側処理(サーバー側処理)の記述例 |
メッセージ表示(Confirm) | 「処理」(クライアント)/「項目処理」(サーバー側) 「入庫」ボタンをクリックすると、以下の処理を行う。 1.「処理を継続しますか」メッセージの確認でOK の場合、以下の処理を行う。 1.「B7,B10」を非表示にする。 処理終了。 処理終了。 「処理」(クライアント)/「項目処理」(サーバー側) |
上記では、処理時の条件分岐結果によって表示させるメッセージ種類が変わるように設計しています。
2-4.確認メッセージ ID 処理(メッセージ定義時に設定したIDを関数内に記述する方法)
業務ロジック処理 | クライアント側処理(サーバー側処理) |
サーバー処理 | 「項目処理」 「データ保存」ボタンをクリックすると、以下の処理を行う。 1.「M00001」メッセージの確認で OK でない場合、以下の処理を行う。 1.「姓名」を非表示にする。 処理終了。 「説明」: |
※メッセージIDが処理できるのはサーバー側のみです。
クライアント側の処理の場合、メッセージ内容を記述してください。