【ワンダーロボ】ビュー設計とは
- 2022年01月24日
ワンダーロボ設計書のビュー設計について説明を行います。
ビュー設計については、ワンダーロボ設計書のExcelファイル内に「ビュー設計_ビュー名」シートを作成し記述します。
1.「ビュー設計」シートはビューを定義するシートです。
ビューとは、1 つ以上のテーブル(または他のビュー)から任意のデータを選択し、それらをカスタマイズして表したものです。
ビュー設計書内ではサブクエリを利用することはできません。サブクエリは、関数定義書内で利用できます。
関数定義書の作成方法については以下を参照
◆【ワンダーロボ】共通関数設計~検索~
2.ビュー設計書の記入例と設計書説明
下記の一覧を確認いただき、画像のテンプレートを参照して開発したいビュー設計をしてみてください。
2-1.ビュー設計書の結合条件までについて
属性 | 説明 | 指定値 | 例 |
ビューID | ビューの ID です。 | I00014 | |
ビュー名 | ビューの名称です。(必須) | 請求書出力 | |
メインテーブル | ビューのメインテーブルを指定します。(必須) | 請求書 | |
区分 | ビューの区分を指定します。 ①ビュー ②帳票用ビュー(※SaaSForce 上 の「ダイナミックビュー」と同義です。ワンダーロボ上では「帳票用ビュー」と記述してください。) |
①DB に定義されるView ②DB には定義されず、帳票などに利用するための値取得用 SQL 定義 |
ビュー |
NO | ビュー項目の順番です。 | 1 | |
項目名 | ビュー項目の表示名です。 | 請求年月 | |
項目 ID | ビュー項目の ID です。 | item1 | |
属性 | ビュー項目の属性を設定しない場合 は、参照フィールドの属性をそのまま 利用します。 |
文字列・整数・日付・時刻・日付時刻・double・text・blob | 文字列 |
参照テーブル | 項目の参照元テーブルです。 | 請求書 | |
参照フィールド | 項目の参照元フィールドです。 1. 参照テーブルのフィールド 2. SQL 文を使用可能: CONCAT DATE_FORMAT |
CONCAT:文字列を連携する
DATE_FORMAT: 日付・時刻のフォーマットを指定する CASE WHEN:条件分岐 SUM:数値の合計 CAST:データ型変換 |
1.参照テーブルのフィールド ①営業担当 ②100-入金.入金割合 2.SQL 文を使用可能: ②DATE_FORMAT(注文日付,”%Y/%m”):“注文日付”がフィールド名 ③CASE WHEN 在庫.出入庫状態 = ‘1’ THEN ‘入荷’ ④SUM(入金金額):“入金金額”がフィールド名 ⑤CAST((入金.入金金額 – 入金明細.振出済み金額) / 入金. |
2-2.ビュー設計書LIMITからGROUP BYまでについて
(B)の各列の内容は(A)の各項目のオプション
(「条件」以外の項目にて候補値リスト有り)
※結合関係の書き方はこのまま使用。各行の文字は折り返し不可となります。
属性 | 説明 | 指定値 | 例 |
LIMIT | 検索結果の行数を制限します。 | 1.一つパラメータを指定する 例:3(最大で三つのデータを取得する) 2.二つパラメータを指定する 例:2,5(3番目のデータから最大で五つのデータを取得する) |
|
コード | 項目に候補値リストを設定する場合、○をつけると自動的に SQL 文「case when else end」を設 定します。(例:0:日本;1:アメリカ) |
例:CASE フィールド ID WHEN “0” THEN “日本” WHEN “1” THEN “アメリカ” END |
○ |
比較 | 抽出条件の演算子を指定します。 | より大きい | |
条件 | 比較用の条件値を指定します。 SQL 文を使用可能: 例:concat,date_format |
1 | |
AND&OR | 抽出条件間の結合条件を指定します。 ※2 つの条件間には空白不可 AND,OR を 2 つ以上付加したい場合、フィールドをコピーして項目名を別名で定義することによって認識されます。 |
AND | |
ORDER BY | ビューの検索結果の表示順を指定します。 | 降順 | |
結合関係 | ビューの各参照テーブルの結合情報を指定します。 結合テーブル:左結合 、右結合、等価結合 結合条件:結合条件を指定します。 ※一つの結合テーブルに複数結合条件がある場 合、カンマで区切って指定します。 |
例 1: 結合テーブル:出張報告書 左結合 社員マスタ 結合条件:出張報告書.出張者 ID = 社員 マスタ.社員 ID 例 2: 結合テーブル:部品 左結合 部品詳細結合条件:部品.注文書 NO = 部品詳細. 注文書 NO ,部品.工事管理番号 = 部品詳細.工事管理番号 |
|
GROUP BY | SELECT 文でデータを取得するときに指定したフィールドを基準にグループ化します。 | ○ |