ワンダーロボ設計書のビュー設計について説明を行います。
ビュー設計については、ワンダーロボ設計書のExcelファイル内に「
ビュー設計_ビュー名」シートを作成し記述します。
1.「ビュー設計」シートはビューを定義するシートです。
ビューとは、1 つ以上のテーブル(または他のビュー)から任意のデータを選択し、それらをカスタマイズして表したものです。
ビュー設計書内ではサブクエリを利用することはできません。サブクエリは、関数定義書内で利用できます。
関数定義書の作成方法については以下を参照
◆【ワンダーロボ】共通関数設計~検索~
2.ビュー設計書の記入例と設計書説明
下記の一覧を確認いただき、画像のテンプレートを参照して開発したいビュー設計をしてみてください。
2-1.ビュー設計書の結合条件までについて
属性 |
説明 |
指定値 |
例 |
ビューID |
ビューの ID です。 |
|
I00014 |
ビュー名 |
ビューの名称です。(必須) |
|
請求書出力 |
メインテーブル |
ビューのメインテーブルを指定します。(必須) |
|
請求書 |
区分 |
ビューの区分を指定します。
①ビュー
②帳票用ビュー(※SaaSForce 上
の「ダイナミックビュー」と同義です。ワンダーロボ上では「帳票用ビュー」と記述してください。) |
①DB に定義されるView
②DB には定義されず、帳票などに利用するための値取得用 SQL 定義 |
ビュー |
NO |
ビュー項目の順番です。 |
|
1 |
項目名 |
ビュー項目の表示名です。 |
|
請求年月 |
項目 ID |
ビュー項目の ID です。 |
|
item1 |
属性 |
ビュー項目の属性を設定しない場合
は、参照フィールドの属性をそのまま
利用します。 |
文字列・整数・日付・時刻・日付時刻・double・text・blob |
文字列 |
参照テーブル |
項目の参照元テーブルです。 |
|
請求書 |
参照フィールド |
項目の参照元フィールドです。
1. 参照テーブルのフィールド
2.
SQL 文を使用可能:
CONCAT
DATE_FORMAT |
CONCAT:文字列を連携する
DATE_FORMAT:
日付・時刻のフォーマットを指定する
CASE WHEN:条件分岐
SUM:数値の合計
CAST:データ型変換 |
1.参照テーブルのフィールド
①営業担当
②100-入金.入金割合
2.SQL 文を使用可能:
①CONCAT(都府道県,住所):“都府道県”“住所”がフィールド名
CONCAT(入金.年月,’入金明細表’):’入金明細表’が固定
値
②DATE_FORMAT(注文日付,”%Y/%m”):“注文日付”がフィールド名
③CASE WHEN 在庫.出入庫状態 = ‘1’ THEN ‘入荷’
WHEN 在庫.出入庫状態 = ‘2’ THEN ‘出荷’ ELSE ”
END:出入庫状態が’1’⇒’入荷’、出入庫状態が’2’⇒’出荷’、
出庫状態が’1’ ’2’以外⇒空白
④SUM(入金金額):“入金金額”がフィールド名
SUM(運送費+単価):“運送費”“単価”がフィールド名
⑤CAST((入金.入金金額 – 入金明細.振出済み金額) / 入金.
入金金額 as decimal(18,2)):数字精度変換、例の場
合”18”が精度、”2”がスケール |
2-2.ビュー設計書LIMITからGROUP BYまでについて
(B)の各列の内容は(A)の各項目のオプション
(「条件」以外の項目にて候補値リスト有り)
※結合関係の書き方はこのまま使用。各行の文字は折り返し不可となります。
属性 |
説明 |
指定値 |
例 |
LIMIT |
検索結果の行数を制限します。 |
1.一つパラメータを指定する
例:3(最大で三つのデータを取得する)
2.二つパラメータを指定する
例:2,5(3番目のデータから最大で五つのデータを取得する) |
|
コード |
項目に候補値リストを設定する場合、○をつけると自動的に SQL 文「case when else end」を設
定します。(例:0:日本;1:アメリカ) |
例:CASE フィールド ID
WHEN “0” THEN “日本”
WHEN “1” THEN “アメリカ”
END |
○ |
比較 |
抽出条件の演算子を指定します。 |
|
より大きい |
条件 |
比較用の条件値を指定します。
SQL 文を使用可能:
例:concat,date_format |
|
1 |
AND&OR |
抽出条件間の結合条件を指定します。
※2 つの条件間には空白不可
AND,OR を 2 つ以上付加したい場合、フィールドをコピーして項目名を別名で定義することによって認識されます。 |
|
AND |
ORDER BY |
ビューの検索結果の表示順を指定します。 |
|
降順 |
結合関係 |
ビューの各参照テーブルの結合情報を指定します。
結合テーブル:左結合 、右結合、等価結合
結合条件:結合条件を指定します。
※一つの結合テーブルに複数結合条件がある場
合、カンマで区切って指定します。 |
|
例 1:
結合テーブル:出張報告書 左結合 社員マスタ
結合条件:出張報告書.出張者 ID = 社員
マスタ.社員 ID
例 2:
結合テーブル:部品 左結合 部品詳細結合条件:部品.注文書 NO = 部品詳細.
注文書 NO ,部品.工事管理番号 = 部品詳細.工事管理番号 |
GROUP BY |
SELECT 文でデータを取得するときに指定したフィールドを基準にグループ化します。 |
|
○ |