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※ ワンダーロボ設計書および関連する自動開発手法について、すべての著作権はワンダフルフライ株式会社に帰属します。

【ワンダーロボ】インポート設定~固定長・CSV形式~

本記事では、ワンダーロボ設計書で固定長・CSV形式のインポート機能を開発する方法について説明します。

インポート機能のファイル形式は、固定長・CSV・Excel・ファイルインポートがあります。

 

他の形式に関する記事は下記をご参照ください。

◆【ワンダーロボ】インポート設定~ファイルインポート形式~

◆【ワンダーロボ】インポート設定~Excel形式~

 

以下は、作成手順となります。

 

1.画面設計シートに、インポート機能対象のセルに罫線を border>7,8,9,10 に設定します。セルの値には「インポート名」を設定します。

画面オブジェクトのborder種類の参照画像

 

 

2.画面詳細設計シートで設定します。

記述方法については、下記の記述例をご参照ください。

 

 

記述例 :

「インポート」

C7:インポート先テーブル「出張報告書」,対象フィールド「*」,エンコード「UTF-8」,形式 「固定⾧」

項目の処理方法
「取引先ID 」の処理方法「Default 値」、Default 値「(USERID)」
「取引先名」の処理方法「代替」、代替方法「テーブル関連」、関連のテーブル「会社」、比較の項目「会社名」、設定値「会社ID」
「貨幣コード」の処理方法「代替」、代替方法「値リスト」、分割用キーワード「0:JPY;1:RMB」
「証書種類名」の処理方法「結合」、結合方法「取引先ID +”bb”+取引先名」
「各種費用コード」の処理方法「分割」、分割用キーワード「_」、分割設定「取引先ID[0]」
「ロット番号」の処理方法「全角から半角へ」、Default 値「番号」
「数量」の処理方法「半角から全角へ」、Default 値「50」
「取引日付」の処理方法「数字から日付」、Default 値「(SYSDATE)」
「証書No. 」の処理方法「自動採番」

 

説明:

※「固定長」は txt ファイルをアップロードして、フィールドの⾧さに応じて自動的に値を取ることができます。[CSV] は CSV ファイルをアップロードして “,”の値に従うことができます。

※:インポート形式「固定⾧」「CSV」どちらにも変更できます。形式「固定⾧」「CSV」のインポート設定は同じです。

インポート機能の項目名 説明
C7 インポートボタンのセル位置や、インポート名を記述します。
インポート先テーブル「出張報告書」 インポート対象の関連テーブルを記述します。
対象フィールド「*」 インポートで取得するフィールドを記述します。
①関連テーブルの全フィールドを対象にエクスポートしたい場合、対象フィールドを「*」に設定します。
②関連テーブルの具体的なフィールドを対象にエクスポートしたい場合、対象フィールド名を記述必須とします。(例えば:対象フィールド「出張員」又は「出張員、出張時間、利用交通手段」)
エンコード「UTF-8」 インポートされたデータの文字エンコードを記述します。

設定可能なエンコードは以下です。
・UTF-8
・日本語(shift-jis)
・日本語(MS932)
・日本語(EUC-JP)

項目の処理方法 インポートするときに対象フィールドの処理方法を設定します。
SaaSForce開発でのインポート機能内の処理方法と同様となります。
※区切り記号付きデータの場合のみ、『分割』および『結合』処理が設定可能です。

下記、項目の処理方法内容の補足説明
『代替』
テーブル定義、値リストからインポート値を代替
1)テーブル/参照テーブル/比較列/設定列で指定します。指定テーブルのインポート値=比較列の値の場合、設定列の値がインポート値となります。
2)値リスト/リスト値で指定します。保存値1:検索値1;保存値2:検索値2;のように指定し、インポート値=検索値の場合、保存値がインポート値となります。
『結合』
[項目の連番1][項目の連番2]のように指定します。[1] + “ ” + [2]のように他の文字列の結合も可能です。
例:連番1が住所1で値が”東京都”、連番2が住所2で値が”中央区”の条件で[1]+[2]を設定すると”東京都中央区”がインポート値となります。
『分割』
分割用キーワード/[項目の連番][分割後のインデックス値]で指定します。
例:電話番号の連番が2で値が”090-1234-5678″の場合、分割キーワード”-“で、[2][1]を設定すると”1234″がインポート値となります。
『全角から半角』
090-1234の場合、090-1234へ変換してインポート
『半角から全角』
上記の逆
『数字から日付』
20220301の場合、2022-03-01に変換してインポート
『自動採番』※対象の項目は、インポート項目順を一番最後に行う必要があります。
設定項目のデフォルト表示形式が「自動採番」とそれ以外で異なります。
1) 自動採番の場合、自動採番項目の設定に従って採番されます。
2) 上記以外の場合、左側0埋めで採番されます。例:長さ7なら0000010
『切出し』
切出し方向/[項目の連番]切出し長さで指定します。
例:電話番号の結合文字が0で値が”090-1234-5678″の場合、切り出し方向”右”で、[0]8を設定すると右から8桁が切り出され、先頭に0が追加されます。結果01234-5678″がインポート値となります。
また、同様の設定([0]8)で連番が8桁未満(例090-1234)の場合、その値がそのままインポートされます。