ワンダーシートでの権限設定の方法
本記事では、ワンダーシート上でフォルダおよびExcelファイルに対する権限設定の方法をご紹介します。
👥 プロジェクト管理の例
例えば、あなたがプロジェクトチームのリーダーで、プロジェクト関連のドキュメントやデータをメンバーごとに管理したいと考えているとしましょう。 各メンバーには、閲覧や編集が必要な資料が異なり、特定のメンバーだけがアクセスできるように設定したい資料もあります。セキュリティを維持しつつ、プロジェクトを円滑に進めるためには、こうしたアクセス権限の管理が欠かせません。
✨ ワンダーシートの特徴
ワンダーシートの「権限設定」機能を活用すれば、フォルダやExcelファイルに対してメンバーごとに表示・編集権限を設定し、必要な範囲でアクセスを制限できます。
📘 例えば…
「予算管理」フォルダを作成し、プロジェクトマネージャーには表示・編集権限を設定し、メンバーには表示のみの権限を設定することができます。また、Excelファイルごとに細かく「編集」権限や「使用」権限を設定することで、レイアウトの調整やデータ入力が必要なメンバーだけが編集を行えるように制御できます。これにより、データの閲覧と編集を安全に行うことができ、誤操作のリスクも軽減されます。
📘 この機能を使うことで…
プロジェクトや業務に応じてアクセス権限を細かく管理し、データのセキュリティを確保しつつ業務を効率的に進めることが可能です。
なお、この権限設定は、そのフォルダやファイルを管理しているグループのオーナーのみが行うことができます。
⚙️ 権限設定の手順
1. フォルダの権限設定
フォルダに対して設定できる権限は「表示」または「非表示」のみです。フォルダを作成後、「…」の「権限設定」から設定します。
↓↓フォルダの権限設定をクリック↓↓
↓↓グループメンバーごとに表示権限を設定↓↓
↓↓表示権限ありのユーザー↓↓
表示権限がないユーザーは該当のフォルダ自体が表示されません。
↓↓表示権限なしのユーザー↓↓
2. Excelファイルの権限設定
Excelファイルに対して設定できる権限は「編集」または「使用」のいずれかです。フォルダと同様に、オーナーがユーザーごとに権限を設定します。
※Excelファイルが格納されているフォルダに権限を設定している場合、そのフォルダの表示権限があるユーザーに対してのみ、Excelファイルの権限設定ができます。 ※ファイルの権限設定ができるのはExcel形式のファイルのみです。それ以外のファイルには権限設定が出来ません。
ファイルの「…」の「権限設定」から設定します。
↓↓ファイルの権限設定をクリック↓↓
↓↓グループメンバーごとに編集・使用権限を設定↓↓
編集:デザインモードの利用可否を設定できます。テーブルやレイアウトの調整をするユーザーに設定します。 使用:使用モードの利用可否を設定できます。データの入力・照会を行うユーザーに設定します。
↓↓編集・使用権限あり↓↓
使用権限のみ設定されているユーザーは、デザインモードが利用できません。 ※使用権限のみのユーザーの場合「…」から使用モードを選択するか、ファイル名を直接クリックすることで使用モードで開くことができます。
↓↓使用権限のみ↓↓
🔍 まとめ
以上がワンダーシート上での権限設定方法になります。
ワンダーシートの権限設定機能を活用することで、フォルダやファイルへのアクセスを適切に管理し、業務のセキュリティと効率を向上させることができます。権限設定により、必要なユーザーだけが重要な情報にアクセスできるようになるため、データの保護にも効果的です。