SmartViewで複数テーブルを結合させるには?
本記事では、複数テーブルを使ったビューを作成する方法をご紹介します。
👥 適性検査情報管理の例
例えば、SPIテストの結果が「受験者情報」「言語」「非言語」「性格」の4つのテーブルで別々に管理されているとします。 一人の各テストの得点状況を一つの画面で閲覧できると、4つのテーブルを行き来する手間がなくなりますよね。
✨ ワンダーシートの特徴
SmartViewを使えば、複数のテーブルからデータを抽出するためのビューを簡単に作成することができます。
📘 この機能を使うことで…
この機能を活用すると、データの統合がスムーズに行え、ユーザーは複数のテーブル間を移動する必要がなくなります。これにより、データの一貫性が保たれ、管理者は効率的に情報を閲覧・分析することが可能になります。
⚙️ 設定方法
基本的なビューの設計方法は以下の記事を参考にしてください。
SmartViewでのビュー作成方法
例ではSPIテストの情報として、「受験者ID」「氏名」「言語の点数」「非言語の点数」「性格の回答1~30」を別々のテーブルから抽出して一つのビューにする手順を挙げたいと思います。
1. 1つ目のテーブルから抽出
SPI受験者テーブルから「ID」「氏名」を抽出します。
↓↓SPI受験者テーブル↓↓
2. 2つ目のテーブルから抽出
言語問題テーブルから「点数」を抽出します。
↓↓ 言語問題テーブル ↓↓
2つ目以降のデータを抽出する場合には「結合情報」を記述する必要があります。 結合情報は画面右側の「情報」の欄から編集・削除が可能です。
↓↓ 結合情報 ↓↓
SmartViewの場合、結合形式は「left join」「right join」「inner join」の3つから選択できます。 初期では「left join」になっていますが、「left join」の部分をクリックすると「right join」「inner join」に切り替わります。
↓↓ 「left join」の部分をクリック ↓↓
↓↓「right join」に切り替わる↓↓
「on」の部分をクリックするとON条件設定画面が開き、どの項目で結合を行うのか自由に設定することができます。
↓↓ 「on」をクリック↓↓
<>br↓↓ ON条件設定が開く ↓↓ON条件は複数設定が可能です。紐づけたい項目を選択すると、右側にマッピングされます。
※「and」の部分をクリックすると「or」に切り替えができます。
マッピングした項目をクリックすると「固定値または文字列の場合、’を入力してください」のメッセージが表示されるので、入力欄に値を入力して設定します。
3. 3つ目のテーブルから抽出
「非言語問題」テーブルから「点数」の項目を抽出します。
↓↓ 非言語問題テーブル ↓↓
2つ目同様、「結合情報」を記述する必要があります。
↓↓ 結合情報 ↓↓
4. 4つ目のテーブルから抽出
「性格」テーブルから「回答1~30」の項目を抽出します。
↓↓ 性格テーブル ↓↓
2つ目、3つ目同様、「結合情報」を記述する必要があります。
↓↓ 結合情報 ↓↓
5. SQLの実行
画面右上にある〔実行〕ボタンで、設定したSQLを実行します。
↓↓ SQLの実行 ↓↓
設定した条件で各テーブルから情報を取得出来ました!↓↓ SQLの実行結果↓↓
作成したSQLは通常のビュー作成方法と同じく〔保存〕ボタンの「SQLを元に実ビューを作成します。」にチェックをして保存ができます。SmartViewでビューを作成しよう!
🔍 まとめ
本記事では、複数のテーブルからデータを抽出し、一つのビューに統合する方法を解説しました。この機能をを活用することで、データ管理が効率化され、情報の一元化が容易になります。
今回紹介した機能を活用して、より効果的なデータ管理を実現してください!