【モバイル】DB活用でユーザー体験を向上させる方法
- 2024年11月22日
DB処理の重要性と活用方法
なぜこの設定が必要?
アプリケーション(特にスマートフォン端末)において、ローカルデータベース処理(アプリ側のDB処理)を行うことで、データのアクセス速度とユーザー体験を向上させることができます。データがローカルで直接保存、変更、削除されるため、毎回サーバーに即時同期する必要がありません。
📘 4つの設定ポイント
- 1. データ登録
たとえば、ユーザーがスマートフォンで「クライアント登録」ボタンをクリックした場合、入力された社員ID、社員名、部門が直接「M_社員」テーブルに登録されます。
- 2. データ検索
たとえば、ユーザーが「検索」ボタンをクリックすると、指定した部門IDをもとに「M_部門」テーブルから部門IDと部門名が取得されます。
- 3. データ更新
たとえば、ユーザーがスマートフォンで「更新」ボタンをクリックすると、指定された部門IDに基づいて「M_部門」テーブルの部門名が更新されます。
- 4. データ削除
たとえば、ユーザーが「削除」ボタンをクリックすると、指定された部門IDに一致するデータが「M_部門」テーブルから削除されます。
⚙️ 設定方法
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- 1. データ登録➣設定例:
画面設計
詳細設計
➣結果:ローカルDBへの保存が完了しました。
このローカル処理により、ネットワークが不安定な状況でもデータが端末に保存され、オフライン環境下でもスムーズなデータ管理が可能となります。
- 1. データ登録➣設定例:
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- 2. データ検索➣設定例:
詳細設計:編集画面に遷移した際、社員IDが空白でない場合は検索処理を行なう例
➣結果:一覧画面から詳細画面に遷移します。
画面初期処理での検索処理を通じて、検索結果を画面項目に設定します。
この条件検索により、ネットワークを経由せずに必要なデータを迅速に取得でき、処理速度が向上します。
- 2. データ検索➣設定例:
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- 3. データ更新➣設定例:
詳細設計:既存の社員IDを基に、社員情報を更新する例
➣結果:部門を「開発部」から「総務部」へ、役割を「テクニカルリーダー」から「オフィス備品管理者」へ更新します。
社員情報の更新が完了しました!
これにより、サーバーの応答を待たずに端末側でデータが変更され、情報の反映が迅速になります。
- 3. データ更新➣設定例:
- 4. データ削除➣設定例:
詳細設計:社員IDを基に、社員情報を削除する例
➣結果:「削除」ボタンを押して削除処理が完了しました!
一覧画面にデータが何も表示されていません。
この処理により、端末から即座に不要なデータを消去でき、柔軟なデータ管理が可能になります。
🔍 まとめ
アプリ側でのデータ処理(データ登録、条件検索、更新、削除)を活用することで、ネットワークに依存せずに迅速で柔軟なデータ操作が可能となります。特に、オフライン環境下でもスムーズにデータの保存や管理が行えるため、ユーザー体験が向上します。 また、サーバーへの負荷を軽減できるため、アプリ全体のパフォーマンス向上にもつながります!