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※ ワンダーロボ設計書および関連する自動開発手法について、すべての著作権はワンダフルフライ株式会社に帰属します。

【モバイル】DB活用でユーザー体験を向上させる方法

DB処理の重要性と活用方法

なぜこの設定が必要?

アプリケーション(特にスマートフォン端末)において、ローカルデータベース処理(アプリ側のDB処理)を行うことで、データのアクセス速度とユーザー体験を向上させることができます。データがローカルで直接保存、変更、削除されるため、毎回サーバーに即時同期する必要がありません。

📘 4つの設定ポイント

  • 1. データ登録

    たとえば、ユーザーがスマートフォンで「クライアント登録」ボタンをクリックした場合、入力された社員ID、社員名、部門が直接「M_社員」テーブルに登録されます。

  • 2. データ検索

    たとえば、ユーザーが「検索」ボタンをクリックすると、指定した部門IDをもとに「M_部門」テーブルから部門IDと部門名が取得されます。

  • 3. データ更新

    たとえば、ユーザーがスマートフォンで「更新」ボタンをクリックすると、指定された部門IDに基づいて「M_部門」テーブルの部門名が更新されます。

  • 4. データ削除

    たとえば、ユーザーが「削除」ボタンをクリックすると、指定された部門IDに一致するデータが「M_部門」テーブルから削除されます。

⚙️ 設定方法

    • 1. データ登録➣設定例:

      画面設計

      詳細設計

      ➣結果:

      ローカルDBへの保存が完了しました。

      このローカル処理により、ネットワークが不安定な状況でもデータが端末に保存され、オフライン環境下でもスムーズなデータ管理が可能となります。

 
    • 2. データ検索➣設定例:

      詳細設計:編集画面に遷移した際、社員IDが空白でない場合は検索処理を行なう例

      ➣結果:

      一覧画面から詳細画面に遷移します。

      画面初期処理での検索処理を通じて、検索結果を画面項目に設定します。

      この条件検索により、ネットワークを経由せずに必要なデータを迅速に取得でき、処理速度が向上します。

 
    • 3. データ更新➣設定例:

      詳細設計:既存の社員IDを基に、社員情報を更新する例

      ➣結果:

      部門を「開発部」から「総務部」へ、役割を「テクニカルリーダー」から「オフィス備品管理者」へ更新します。

      社員情報の更新が完了しました!

      これにより、サーバーの応答を待たずに端末側でデータが変更され、情報の反映が迅速になります。

 
  • 4. データ削除➣設定例:

    詳細設計:社員IDを基に、社員情報を削除する例

    ➣結果:

    「削除」ボタンを押して削除処理が完了しました!

    一覧画面にデータが何も表示されていません。

    この処理により、端末から即座に不要なデータを消去でき、柔軟なデータ管理が可能になります。

🔍 まとめ

アプリ側でのデータ処理(データ登録、条件検索、更新、削除)を活用することで、ネットワークに依存せずに迅速で柔軟なデータ操作が可能となります。特に、オフライン環境下でもスムーズにデータの保存や管理が行えるため、ユーザー体験が向上します。 また、サーバーへの負荷を軽減できるため、アプリ全体のパフォーマンス向上にもつながります!