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※ ワンダーロボ設計書および関連する自動開発手法について、すべての著作権はワンダフルフライ株式会社に帰属します。

データエクスポートの基本と活用ガイド

柔軟なエクスポート方法

この設定は、エクスポートの設定方法および実際の使用例を紹介します。特定の条件に基づいたエクスポートやフィールド出力の設定方法を詳しく解説します。

📘 3つの設定ポイント

  • 1.固定長ファイルエクスポート

    財務部門が定期的にシステムから出張報告データを固定長テキストファイルでエクスポートし、社員の出張状況を記録し統一管理を行います。

  • 2.Excelファイルエクスポート

    特定の作業報告データを Excel 形式でエクスポートし、プロジェクトマネージャーが会議で利用します。必要に応じて、絞り込み条件を指定します。

  • 3.CSVファイルエクスポート

    プロジェクトチームは、システムから毎週最新の作業報告をエクスポートし、CSV形式で保存します。この形式はデータ分析ソフトウェアで読み取りやすく、トレンド分析に適しています。

⚙️ 設定方法

  • 1. 固定長ファイルエクスポート

    ➣設定例:

    画面設計



    詳細設計



    ①「エクスポート」:固定で記述されます。

    ②出力固定長:ボタン名

    ③「出力用」:エクスポート関連テーブル

    ④「社員ID、社員名」:関連テーブルから抽出したフィールド名です。「*」を指定すると、関連テーブルの全フィールドを対象にエクスポートします。

    ⑤「UTF-8」:エンコード形式の一つです。「MS932」、「Shift-JIS」、「EUC-JP」も使用可能です。

    ⑥「固定長」:エクスポート形式


    ➣結果:



    社員ID、社員名が全量出力されました!

    ※実際の値が桁数より少ない場合は、フィールドの桁数分だけスペースが追加されます。




  • 2.Excelファイルエクスポート

    ➣設定例:

    画面設計



    詳細設計



    ①「エクスポート」:固定で記述されます。

    ②出力Excel:ボタン名

    ③「出力用」:エクスポート関連テーブル

    ④「*」「*」を指定すると、関連テーブルの全フィールドがエクスポート対象となります。指定フィールドを出力したい場合は、固定長の例をご参照ください。

    ⑤「UTF-8」:エンコード形式の一つです。「MS932」、「Shift-JIS」、「EUC-JP」も使用可能です。

    ⑥「Excel」:エクスポート形式

    ⑦絞り条件設定:検索条件を絞り込んでデータを出力します。「固定長」や「CSV」形式でも使用可能です。

    1)社員ID_S、社員名_S:画面項目

    2)出力用.社員ID、出力用.社員名:テーブルのフィールド名

    3)かつ:複数条件をつなぐ接続詞です。 “かつ”・”且つ”(andとして使用)、”又は”・”または”・”あるいは”(どちらもorとして使用)など

    4)(非必須):絞り込み条件項目「社員ID_S」「社員名_S」が空欄の場合、すべてのデータが出力されます。空欄でない場合は、指定した条件に一致するデータが出力されます。

    5)”=”:比較条件です。使用できる条件は、”等しくない、等しい、より大きい、より小さい、の間、の間以外、含む、含めない、以上、以下、LIKE、NOT LIKE”などです。

    ※絞り込みデータの比較条件一覧

    ⑧画面項目内容出力位置設定:画面で入力した「社員ID_S、社員名_S」の項目値が、Excelの指定された位置「A1、A2」に出力されます。この設定は「Excel」形式の場合にのみ使用できます。


    ➣結果:

    ①画面で入力した条件はエクセルの指定位置に出力され、絞り込んだデータも出力されました!





    ②出力条件を入力しなくても、全量データが出力されました!






  • 3.CSVファイルエクスポート

    ➣設定例:

    画面設計:



    詳細設計:



    ①「エクスポート」:固定で記述されます。

    ②出力CSV:ボタン名

    ③「出力用」:エクスポート関連テーブル

    ④「*」「*」を指定すると、関連テーブルの全フィールドがエクスポート対象となります。指定フィールドを出力したい場合は、固定長の例をご参照ください。

    ⑤「UTF-8」:エンコード形式の一つです。「MS932」、「Shift-JIS」、「EUC-JP」も使用可能です。

    ⑥「CSV」:エクスポート形式

    ⑦絞り条件設定:検索条件を絞り込んでデータを出力します。「固定長」や「Excel」形式でも使用可能です。

    1)社員ID_S、社員名_S:画面項目

    2)出力用.社員ID、出力用.社員名:テーブルのフィールド名

    3)かつ:複数条件をつなぐ接続詞です。 “かつ”・”且つ”(andとして使用)、”又は”・”または”・”あるいは”(どちらもorとして使用)など

    4)(非必須):絞り込み条件項目「社員ID_S」「社員名_S」が空欄の場合、すべてのデータが出力されます。空欄でない場合は、指定した条件に一致するデータが出力されます。/p>

    5)”=”:比較条件です。使用できる条件は、”等しくない、等しい、より大きい、より小さい、の間、の間以外、含む、含めない、以上、以下、LIKE、NOT LIKE”などです。

    ※絞り込みデータの比較条件一覧

    ⑧先頭行をフィールド名として使う:テーブルのフィールド名はCSVファイルの先頭行に出力されます。この設定は「CSV」形式の場合にのみ使用できます。


    ➣結果:

    ①画面で入力した条件をもとに絞り込み、先頭行(フィールド名)とデータが出力されました!





    ②出力条件を入力しなくても、全量データが出力されました!






  • 絞り込みデータの比較条件一覧

    記述方法 SQL構文 比較条件
    「項目名」が文字列の後ろに”A”を含む。 項目名 LIKE ‘%A’ 後方一致
    「項目名」が文字列の前に”B”を含む。 項目名 LIKE ‘B%’ 前方一致
    「項目名」が内容”AB”を含む。 項目名 LIKE ‘%AB%’ 部分一致
    「項目名」が”A”。 項目名 = ‘A’ 完全一致
    「項目名」が”A”でない。 項目名 != ‘A’ 不一致
    「項目名」が空白 (項目名 IS NULL OR 項目名 = ”) Null、ブランク判定
    「項目名」が5以上 項目名 >= ‘5’ 以上
    「項目名」が10以下。 項目名 <= ’10’ 以下
    「項目名」が10より小さい。 項目名 < ’10’ 未満
    「項目名」が5より大きい。 項目名 > ‘5’ 超過
    「項目名」が1と10の間。 項目名 BETWEEN ‘1’ AND ’10’ 範囲
    「項目名」が{”A”、”B”}を含む。 項目名 in (‘A’ , ‘B’) 複数
    「項目名」が{”A”、”B”}を含まない。 項目名 not in (‘A’ , ‘B’) 複数

🔍 まとめ

本説明では、固定長、Excel、CSVなどの形式で柔軟にデータをエクスポートする方法を解説しました。全フィールドや特定フィールドの出力、絞り込み条件の設定により、必要なデータを効率的に抽出可能です。特にExcelでは、入力内容を特定セルに出力でき、視認性が向上します。適切な設定でデータ管理がよりスムーズになります。