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※ ワンダーロボ設計書および関連する自動開発手法について、すべての著作権はワンダフルフライ株式会社に帰属します。

【ワンダーシート】ワンダーシートでの検索機能 ~固定値での検索~

本記事では、ワンダーシート上での固定値を利用した検索の設定方法を紹介します。

固定値を利用するシーンは、特定の条件でデータを絞り込みたい場合や、ユーザーが毎回条件を入力する手間を省きたい場合に非常に有効です。

以下に、固定値を利用する具体的なシーンをいくつか紹介し、それぞれについて解説します。

1. 進捗状況の特定ステータスのデータを定期的に確認する場合

業務管理やプロジェクト管理において、進捗状況が「完了」または「進行中」のタスクだけを毎日確認したいケースがあります。

例えば、プロジェクトマネージャーが毎朝「完了」していないタスクを確認する必要がある場合、固定値を利用すると便利です。

利用シーン:

  • プロジェクトマネージャーは、進行中または未完了のタスクだけを定期的に確認したい。

設定例:

  • 固定値ステータス = '進行中'
  • 結果:常に「進行中」のタスクのみが表示されるため、管理者は毎回条件を入力する必要がありません。

メリット:

  • 毎回同じ条件で検索する必要がなく、手間を削減できる。
  • 特定のデータだけを即座に表示できるため、確認作業が効率化される。

2. 製品管理で特定のカテゴリのデータだけを表示する場合

製品やサービスの管理において、特定のカテゴリやブランドに属する製品データを継続的にモニタリングしたい場合があります。

例えば、在庫管理において、特定のブランドの在庫状況だけを常に確認する場合、

固定値を使用することで、カテゴリやブランドでフィルタリングできます。

利用シーン:

  • 在庫管理担当者が、特定のブランドに絞った在庫状況を確認したい場合。

設定例:

  • 固定値カテゴリ = '家電'
  • 結果:家電カテゴリに属する製品の在庫状況のみが表示される。

メリット:

  • 不必要なカテゴリのデータが表示されず、確認作業が簡単になる。
  • 業務担当者が特定のカテゴリにフォーカスしやすくなる。

 

3. 固定値検索の設定方法

3.1.画面設計シートに検索ボタンを作成

通常の検索機能を作成する場合と同じように、画面に検索ボタンを作成します。

↓↓グリッドの欄外などに検索ボタンを作成↓↓

 

3.2.画面詳細設計シートに検索条件の詳細を記述

画面設計のシートと対になる画面詳細設計のシートに検索の詳細条件を記述します。

↓↓画面詳細設計シートを表示↓↓

 

固定値検索の基本的な記述形式は下記になります。

記述例:

  • 「検索処理」
    • 検索実行:「A1」と関連づけ,条件は「${fix}.リリース完了=ステータス」

各項目の説明:

  • 検索処理:A列に記述する固定文言です。
  • 検索実行:検索ボタンの名前(またはセル名)を記述します。
  • A1:検索結果が表示されるグリッドの左上セル番号です。
  • ${fix}.:固定値検索の際、各検索項目の前に記述する固定文言です。
  • リリース完了:固定値として設定されるデータの値です。
  • =:検索条件が完全一致かどうかを示す記号です。
  • ステータス:検索条件とする項目名です。

 

3.3.デザインモードで生成

画面詳細設計を作成したら、デザインモードから生成を実施します。

↓↓デザインモードで生成↓↓

 

 

3.4.使用モードで確認

デザインモードで生成後、使用モードから検索機能を確認できます。

固定値を使用した検索の場合、ユーザーは検索条件を入力する必要がなく、固定値に基づいた検索結果が自動的に表示されます。

↓↓固定値に指定した値で検索した結果が表示される↓↓

 

 

以上が、ワンダーシートにおける固定値を利用した検索機能の設定手順です。

この機能を活用することで、データの絞り込みが効率化され、業務の生産性向上が期待できます。